最近はパソコンソフトやスマホアプリでも、簡単に文字起こしができるようになりました。時間がないときには便利な文字起こしツールですが、職種によっては使用できない場合もあります。
今回は専用の機器がなく、文字起こしツールも使用できない環境の方に向けて、文字起こしを素早く行うコツを紹介します。文字起こしはポイントを押さえればぐっと効率が良くなり、大幅な時間短縮が可能です。
効率よく文字起こしをするコツを見ていきましょう。
文字起こしを速くする6つのコツ
文字起こしツールを使用せずに効率化する6つのコツを紹介します。仕事で議事録や取材記事を作成する方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 文字起こし前に内容を聴く
- ヘッドホンやイヤホンを使用する
- 再生速度を調整する
- わかりにくい箇所はタイムコードを記載する
- 頻出の単語は辞書に登録する
- 専門用語を調べておく
文字起こし前に内容を聴く
文字起こし初心者はすぐにでも作業を開始したくなるはずですが、まずは文字起こしする音源を1度じっくり聴いてみてください。会議やインタビューでは複数人の声が入り混じり、誰がどのような発言をしているのかわかりにくいことが頻繁に起こります。
まずは音声や動画を確認し、誰がどのような話をしていて、どういう論理を展開しているのか知ることが大事です。特にケバ取りや整文を行う場合には、内容への理解を深めるために必ず一度は通しで聴いておくべきです。
一度通しで聴いておくと、後で文字起こしするときにも効率が大幅に向上しますから試してみてください。
ヘッドホンやイヤホンを使用する
文字起こしで音声を聴き逃さないためには、ヘッドホンかイヤホンの使用をおすすめします。スピーカーの音は周囲に拡散してしまい、近くで聴いても聴き取りにくいことがあります。
周囲に雑音の多い環境であればヘッドホン、細かい音まで聴き逃したくないならイヤホンがおすすめです。また、長時間の作業が見込まれる場合にもイヤホンの方がよいでしょう。
ヘッドホンは長時間装着していると湿気や圧迫感があり、不快感が強くなるからです。状況に応じて使い分けてみてください。
再生速度を調整する
次に大事なコツが再生速度の調整です。再生速度は自分が最も聴き取りやすく、かつタイピングを進めやすい速度に調整しましょう。
再生速度を調整することで、その都度巻き戻しをしたり、一時停止したりする手間を省けます。タイピングはどれだけ早くても話す速度と同一にするのは難しいため、タイピングの速度も意識して速度を調整してください。
わかりにくい箇所はタイムコードを記載する
タイムコードの記載とは、音声が不鮮明または理解できない言葉が出てきたときに、「○○(30分20秒)」と言葉と時間を記載することです。長時間の音声を聴いていると、ほとんどの方が1カ所くらいは聴き取れない箇所が発生します。
聴き取れないからといって何度も聴き返しても、それだけ時間を浪費してしまいます。わかりにくい箇所があった場合には、タイムコードを記載して次に進みましょう。
他の部分もすべて聴き終わってから、再度わからなかったところを振り返る方が効率的です。
頻出の単語は辞書に登録する
会議やインタビューでは、内容によって頻出の単語があるため、事前に辞書に登録しておくと効率的です。医療分野であれば検査や治療、薬剤、法律であれば法律名や法律用語など様々なものがあります。
パソコンの文字変換ですぐに表示されないものもありますから、事前に辞書登録しておきましょう。そうすることで正しい単語を探す手間が省略でき、文字起こしの時間短縮になります。
専門用語を調べておく
文字起こしを効率化するためには、分野ごとの専門知識や用語を調べておくのは重要です。用語を知らずに内容を聴いていても、内容の繋がりがわからなくなります。
前提となる知識をインプットしておけば、疑問を持たずに作業を進められます。文字起こしを行う場合は、事前に必要な知識を頭に入れておきましょう。
まとめ:時間がない方にはSACSCRIBE
今回は文字起こしを進める際に、作業を効率化して文字起こしを速めるコツを紹介しました。ツールや機器に頼らず文字起こしを行うのは大変な作業です。
仕事として行うなら時間がない方も多いですから、そうした方にはクラウド型文字起こしツールのSACSCRIBEがおすすめです。パソコン・スマホ・タブレットからアクセスでき、文字起こししたいファイルをアップロードすれば、すぐに文字起こしができます。
議事録や取材内容をまとめるのが楽になるだけでなく、音声を聴きながらの校正も可能です。SACSCRIBEでは幅広いファイル形式にも対応し、どのような音声・動画ファイルでも文字起こしできます。
文字起こしに時間が取れない方は、ぜひSACSCRIBEを利用してみてください。