インターネットを利用したオンラインでの会議が一般的になり、Zoomを利用する機会が増えました。
距離が離れている人とも気軽に会議をできますが、会議の回数が増えて、内容を忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。
会議の記録を残すには、Zoomの録画機能がおすすめです。
この記事では、Zoomで録画する方法や、注意点などを解説します。
Zoomで会議を録画する方法
Zoomの録画機能は、「ローカルレコーディング」と「クラウドレコーディング」の2種類があります。
ここでは、Zoomで会議を録画する方法を解説します。
ローカルレコーディング
ローカルレコーディングとは、Zoomを利用しているパソコンやスマートフォンなどに録画データを保存する方法です。
ローカルレコーディングは、無料プランでも利用可能です。ただし、自分のデバイスの記憶容量が残っていないと、録画できないため注意してください。
Zoomでローカルレコーディングをするには、会議画面の下部に表示される「レコーディング」をクリックするだけです。
録画したデータは、プロフィール画像をクリックして、「設定」→「レコーディング」から確認できます。
クラウドレコーディング
クラウドレコーディングは、録画したデータをZoomのクラウドに保存する方法です。
クラウドに保存するため、Zoomを使用しているデバイスの記憶容量が少なくても問題ありません。また、保存されているURLを伝えるだけで、会議の参加者と録画データを共有できます。
ただし、クラウドレコーディングは、Zoomの有料版でしか利用できません。
保存できる容量は、契約するプランにより以下のように異なります。
- プロ:5GB
- ビジネス:5GB
- ビジネスプラス:10GB
- エンタープライズ:無制限
クラウドレコーディングをする方法は、ローカルレコーディングと同じく会議画面の「レコーディング」をクリックするだけです。
有料版に加入していると「このPCにレコーディング」と「クラウドレコーディング」が表示されます。クラウドレコーディングをクリックすれば、録画が開始されます。
Zoomで録画したデータを共有する方法
Zoomの録画データは、ローカルレコーディングとクラウドレコーディングで共有方法が異なります。
ここでは、Zoomで録画したデータを共有する方法を解説します。
ローカルレコーディングの共有方法
ローカルレコーディングで録画したデータは、自分のパソコンの中に保存されています。
保存されたデータは、以下の方法で共有が可能です。
- E-mailで送る
- DropboxやGoogleDriveにアップロードする
- YouTubeにアップロードする
YouTubeにアップロードする場合は、「限定公開」に設定して、特定の人しか閲覧できない状態にしましょう。
上記の方法以外にも、USBメモリやCD-ROMなどにデータを入れて渡すことも可能です。
クラウドレコーディングの共有方法
クラウドレコーディングで録画したデータは、Zoomのクラウドに保存されています。
録画データはZoomの「マイページ」よりアクセス可能で、表示されたURLを相手に伝えるだけで共有可能です。
パスワードを設定することもできるので、セキュリティ対策も整っています。
Zoomで録画する際の注意点
Zoomで録画できるのは基本的にホストのみであり、スマートフォンではクラウドレコーディングのみ可能です。
ここでは、Zoomで録画する際の注意点を解説します。
録画できるのはホストのみ
Zoomでは、誰でも会議を録画できるわけではありません。
クラウドレコーディングで録画できるのは、ホストのみ(共同ホスト・代替ホスト含む)です。
ローカルレコーディングでも、録画できるのは基本的にホストのみですが、参加者に権限を与えれば録画可能です。
参加者に録画の権限を与えるには、会議画面で特定の参加者を選択して「詳細」から「レコーディングの許可」をクリックしてください。
スマートフォンではクラウドレコーディングのみ可能
スマートフォンでのZoomの録画は、クラウドレコーディングのみに対応しています。ローカルレコーディングには対応していないため、無料での録画はできません。
また、クラウドレコーディングは、会議のホストのみしか録画できない点にも注意が必要です。
録画すると伝える
Zoomで録画をする場合は、参加者に録画する旨を伝えましょう。
無断で録画をすると、ホストに不信感を持たれてしまうためです。
例えば、録画したデータを外部の人と共有して情報が漏れてしまった場合、ホストの責任を追及される事態になります。
録画したデータは、自分のデバイスやZoomのクラウドに保存されます。録画データの管理体制を整えて、情報が漏えいしないようにしてください。
まとめ
Zoomで会議を録画する方法は、「ローカルレコーディング」と「クラウドレコーディング」があります。
ローカルレコーディングは自分のデバイスにデータが保存され、クラウドレコーディングはZoomのクラウドに保存されます。
Zoomでの録画は、基本的にホストのみが可能です。また、スマートフォンでは、ローカルレコーディングができないなどの注意点があります。
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