今や日本人のおよそ2人に1人がiPhoneを利用していると言われる時代です。
職場や家族など身近でiPhoneを利用している人を見かけることも多いと思います。また、高性能な多機能のデバイスとして、iPhoneをビジネスシーンで利用している人も多いでしょう。
そんなiPhoneを公私においてより有効に活用するなら、録音・録画機能はもちろんのこと、文字起こし機能も利用できればさらに便利です。
今回は、iPhoneをさらに使いこなしたい人なら必見の、実用性が高いiPhone向けの文字起こしツールを紹介します。
文字起こしツールを選ぶ際に重要なポイント
スマホが普及した現代では、文字起こしツールも豊富に存在します。特に近年はAI機能を搭載した進化する文字起こしツールが注目されています。
そうした中で重要になるのが、どのようなポイントを重視して文字起こしツールを選ぶか、ということです。
有料の文字起こしツールを利用してみても、実際に使用してみると全く使えなかった、誤字脱字だらけで使い物にならなかった、というケースもあります。
そこで、文字起こしツール選びでポイントにしたいのが下記の3点です。
- 文字起こしできる時間に制限はあるか
- 機能が用途・目的に合っているか
- 音声認識の精度は高いか
文字起こしツールは年々進化を続けており、AIのデータ蓄積によりかなりの精度で文字起こしが出来ているものもあります。
そこで重視したいのが上記の3点です。
まず、ツールによっては文字起こし1時間まで、連続での文字起こし不可などの制限がつくものがあります。
利用時間制限がないものであれば、リアルタイムであれ、音声・動画ファイルであれ、時間を気にせず利用できます。
次に、文字起こしツールの機能が、求める用途・目的に適合しているかどうかです。
例えば、議事録作成のためにリアルタイムで文字起こしをしたいなら、リアルタイムの文字起こしに強いツールを選ぶべきです。
オンライン会議の音声・動画ファイルを文字起こしするなら、データの文字起こしに特化したツールを選びましょう。
そして最後に重要なのが、音声認識の精度が高いものを選ぶことです。
この点は特にリアルタイム文字起こしで重要になり、ツールによっては文字起こしで奇妙な文字の羅列になってしまうものも一定数存在します。
導入前に音声認識精度について調べてから選ぶ方がよいでしょう。
iPhone向けおすすめ文字起こしツール4選
iPhone利用者におすすめの文字起こしツールを4つ紹介します。
- Texter
- Speechy Lite
- SACSCRIBE
- YY文字起こし
Texter
Texterはリアルタイム文字起こしだけでなく、資料やホワイトボードの情報をテキストに出来る便利なアプリです。
時間制限なしの録音にも対応しており、長時間の会議でも問題なく文字起こしが可能です。
録音した音声を後で編集することもできるため、スマホ1つで議事録作成ができます。
Apple Watchでの音声再生やiPadとのファイル共有も出来ることから、Apple製品を利用している方にはおすすめのアプリです。
Speechy Lite
Speechy Liteもリアルタイム文字起こしに対応しており、さらに88の言語にテキストとして翻訳できるアプリです。
使用者の多い英語はもちろん、フランス語・アラビア語など世界中の言語に翻訳できる点が特徴です。
テキスト化したファイルは文字数と単語数のカウントも行うことから、インタビューの文字起こしをする方には便利でしょう。
音声認識の精度も高いことから、リアルタイム文字起こしの機会が多い場合に使いやすいアプリです。
SACSCRIBE
SACSCRIBEはアプリとは異なり、クラウド型文字起こしツールと呼ばれるものです。そのため、アカウントを作成すれば、スマホやPCなどデバイスを問わずに利用できます。
操作性に優れている点も特徴で、直感的に扱える点は白眉と言えます。音声・動画ファイルをアップロードするだけで文字起こしが始まり、完了した画面でそのまま編集作業も行えます。
アプリの場合、文字起こし機能を使用している間は他のアプリを使えないというデメリットがありますが、SACSCRIBEの場合はクラウドサービスですので、作業を続行しながら他のアプリを使うこともできます。
他のアプリの場合、文字起こし後のファイル共有にワンステップが必要ですが、SACSCRIBEはアカウントを共有すれば他のスマホ・PCでも閲覧可能です。
日本語・英語が入り混じった会話も高い精度で文字起こしできるため、オンライン会議や講演の内容を文字起こしするのにも向いています。
YY文字起こし
YY文字起こしはリアルタイム文字起こしに強いアプリで、固有名詞や専門用語を登録できる機能がついています。
インタビューや専門的な会議などを録音する際、あらかじめ用語を登録しておけば、後の文字起こしも効率化できます。
録音した音声やテキストはメールで共有できるため、社内での情報共有もスムーズにできるでしょう。
無料でも利用できるため、まずはお試しで使用してみてください。
まとめ:用途や目的に合わせて最適な文字起こしツールを選ぶべき
文字起こしツールやアプリは数多く世に出ていますが、その中で自分の用途や目的に合ったものを選択すべきです。
リアルタイム文字起こしに強いツールであっても、音声・動画ファイルは編集しにくいこともあり、その逆もあり得ます。
文字起こしを利用するなら、今回紹介した4つのツールを自分の利用する機能、利用シーンに合わせて選んでください。
iPhoneで文字起こしを利用するなら、今回紹介した4つのツールは役に立つはずです。