iPhoneの画面録画は、表示されている画面を音声と一緒に記録できる、活用の幅が広い機能です。
しかし、OSや設定などの問題で、スムーズに画面録画ができない人も多いです。
この記事では、iPhoneで画面録画ができない原因や、対処法について解説します。
iPhoneで画面録画ができない原因
iPhoneは、iOSが古い・録画機能がオフになっているなどの理由で、画面録画できないことがあります。ここでは、iPhoneで画面録画ができない原因を解説します。
iOSをアップデートしていない
iPhoneのOSであるiOSが古いバージョンのままだと、画面録画を利用できません。
画面録画は、iOS11以降のみ対応しているためです。
iPhoneがiOS10以下の場合は、アップデートしてから画面録画機能を使ってください。
iOSをアップデートするには、以下の手順で操作します。
設定→一般→ソフトウェアアップデート
ソフトウェアをアップデートする際は、Wi-Fiに接続してください。また、iPhoneのデータをバックアップしておくのがおすすめです。
録画機能がオフになっている
iPhoneの設定で、録画機能がオンになっていないと録画できません。
録画機能をオンにするには、以下の手順で操作します。
- 設定からスクリーンタイムを選択する
- 「コンテンツとプライバシーの制限」を選択してオンにする
- 「コンテンツ制限」の「画面収録」が「許可しない」になっている場合は「許可」にする
iOS11の場合は、「コンテンツとプライバシーの制限」ではなく「機能制限」となっています。
ストレージの容量が不足している
画面録画のデータは、iPhone本体に保存されます。
そのため、iPhoneのストレージ容量が不足していると、保存する先がなくなり録画できなくなります。
画面録画をする前に、ストレージの容量を以下の手順で確認しておきましょう。
設定→一般→iPhoneストレージ
ストレージ容量が減っている場合は、写真や音楽・動画などを削除するとストレージ容量に余裕ができます。
ミラーリングをしている
ミラーリングをしていると、画面録画機能を使用できません。
ミラーリングとは、iPhoneの画面をテレビやモニターに表示させている状態です。
PCで画面録画をする場合はミラーリングが必要ですが、iPhone本体で録画するのであればミラーリングをオフにしましょう。
アプリの利用規約により禁止されている
iPhoneのアプリの中には、録画が禁止されていて、画面録画がブロックされるものがあります。
例えば、NetflixやAmazonプライムなどの動画配信アプリ、AppleMusicなどの音楽サブスクが該当します。
これらで配信されるコンテンツは、著作権保護の観点から録画が禁止されています。iPhoneの録画機能を利用する際は、著作権法に違反しないように注意しましょう。
iPhoneで画面録画できないときの対策
ここまでに紹介した方法を試しても画面録画できない場合は、再起動やApple Storeへの持ち込みが必要です。ここでは、iPhoneで画面録画できないときの対策を紹介します。
iPhoneを再起動する
画面録画ができない場合、まずiPhoneを再起動しましょう。
再起動をすると、さまざまな処理をしているCPUがリセットされて、画面録画できる可能性が高まります。
画面録画以外のアプリの動きが悪いときにも再起動は有効です。
特に問題が発生していなくても、1~2週間に1回くらいのペースで再起動をするのがおすすめです。
Apple Storeへ持ち込む
いろいろ試しても画面録画できない場合は、iPhoneに不具合が発生している可能性があります。自力での回復が無理だと判断したら、Apple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込みましょう。
iPhoneを自分で修理を試みて分解すると、保証の対象外となるだけでなく、より悪化するケースもあります。
被害を大きくしてしまう前に、公式のルートで修理依頼をしましょう。
PCの画面録画ソフトを使用する
iPhoneをミラーリングしてPCの画面に表示させれば、PCの録画ソフトで画面録画できます。
Windowsに標準搭載されているゲームバー機能を使えば、無料で画面録画が可能です。
PCで画面録画すれば、その後の編集や共有も簡単です。録画データの利用目的によっては、最初からPCでの録画を検討してもいいでしょう。
画面録画のデータを文字起こしする方法
画面録画の時間が長くなる場合は、文字起こしでテキスト化して管理するのがおすすめです。
動画のままだと内容を確認するのに時間がかかりますが、テキストであれば必要な部分を簡潔にまとめられるためです。
動画を見ながら文字起こしをすると時間がかかるため、AI文字起こしサービスの「SACSCRIBE(サクスクライブ)」を利用するのがおすすめです。
SACSCRIBEは、音声データをクラウド上にアップロードするだけで、文字起こしが完了します。
サービス上で音声とテキストデータを管理できるため、データ数が増えても安心です。
初回は1時間分の音声を無料で文字起こしできます。まずは、お気軽に試してみてください。