文字起こし(テープ起こし)は慣れないと非常に手間がかかり、時間もかかります。
「文字起こしをスピードアップしてもっと稼ぎたい」
「この仕事、早く終わらせたい」
など、副業などで文字起こしに取り組んでいる人は、手間を減らし、時間を短縮したいと思うことが多いはずです。
本記事では、文字起こしを練習してスピードアップする方法を、練習用のツール・素材なども含めて紹介します。
文字起こしの時間を短縮する方法
文字起こしの時間を短縮するには以下のような方法があります。
- 本や講座で学ぶ
- タッチタイピングの練習
- 音声データから実際に文字起こしをして練習する
- 仕上がりの形を先に確認する
- 日本語ルールを習得する
- 内容について下調べする
それぞれどのように練習・準備したらいいか見ていきましょう。
本・講座で学ぶ
しっかり学んで早く上達したい人向けの方法です。
文字起こしのルールやノウハウなど全般を効率良く学べて、文字起こしを練習できます。
文字起こしの講座には、通学(スクール)と通信講座・オンラインレッスンがあり、自分に合ったものを選択可能です。最後に資格試験を受検できる講座もあります。
「本で学びたい!」という人には、資格試験のテキストや過去問題集、ドリルなどが出版されていて、独学で勉強することができます。
タイピング練習とキー操作の効率化
文字起こしのスピードを上げるのに、タイピング技術は重要です。
文字起こしでは音声データを聞きながらパソコンに入力していきますが、一時停止・巻き戻しが多いと時間がかかってしまいます。
入力を速くするには、タッチタイピング(ブラインドタッチ)でキーの位置を迷わないことと、入力ミスをしないこと。正確に打てると修正がなくなり、速く入力できます。
タイピング練習ツール
タイピングの練習ツールは、インターネット上に無料で使えるタイピング練習サイトが多数あります。遊びながら練習できるものなどいろいろなサイトがあり、好きなサイトを選んでください。代表例はこちら。
ショートカットキー
タッチタイピングにはショートカットキーの活用も重要です。
マウスを操作するとキーボードのホームポジションから手が離れてしまいます。
「元に戻す」や「コピー」「貼り付け」「ファイルの保存」などのよく使う機能や、WindowsやWord、Chromeなど使用するツールの主要なショートカットキーを覚えて積極的に使いましょう。
単語登録
文字起こしする音声によく出てくる言葉は単語登録する習慣を付けましょう。
1~2文字の入力で登録した単語に変換できるので、予測変換より早く確実に入力できます。
音声データから文字起こしする練習
文字起こしのスピードアップには、音声データから文字起こしをする実践練習が欠かせません。
早く上達するためには数をこなして練習することが一番です。
文字起こし練習の無料ツール
文字起こしにチャレンジできる無料サイトが公開されています。
解答があり答え合わせが可能なので、練習用にぴったりです。
・一般社団法人音声テキスト化協会 https://voitex-as.or.jp/try/
文字起こし練習用素材
文字起こしの練習用素材には、YouTubeなどの動画や音声、配信のアーカイブなどが利用可能です。
セミナーやインタビューなど、実際に文字起こしをするジャンルに近いものを選ぶとより実用的な練習になります。
会議の議事録なら実際の会議を録音して練習するといいでしょう。
仕上がりの形を先に確認する
文字起こしの時間を短縮するためには、作業のロスをなくすことも大切です。
初めから仕上がりの形を意識して進めましょう。
文字起こしには「素起こし」「ケバ取り」「整文」という3種類の仕上げ方があります。
ケバ取りなら、「えーと」や語尾の「ね」などは削るため文字起こしは不要です。
また、インタビュー記事作成のための文字起こしでは、まず全体像を把握し、必要な部分に絞って正確な発言を文字起こしすると効率的です。
日本語ルールを習得する
漢字や送り仮名などの日本語のルールを勉強することも、文字起こしのスピードアップに役立ちます。
文字起こしをするときや文章を整えるときに表記に迷うと時間がかかる原因になります。
さっと調べられるように「記者ハンドブック」は必携です。
内容について下調べする
内容について予備知識があると音声が聞き取りやすくなります。
なじみのない分野のセミナーなら、テーマについてざっと下調べし、よく出てくる単語をチェックしておきましょう。
普段からニュースや社会の話題にアンテナを張り、聞き取れる単語を増やすのもおすすめです。
文字起こしを実践練習
文字起こしを練習してスピードアップするための方法、練習用のツール・素材について解説しました。
文字起こしでは実践練習が重要です。効率アップを意識しながら、繰り返し練習するといいでしょう。
最後に文字起こしの効率化にも練習にも使えるツールをご紹介します。
自動文字起こしのサービスでは数十分で音声データから自動で文字起こしが可能。手直しをして文章を整えれば、効率的に文字起こしを作成することができます。
練習用の音声素材にAIによる解答例を作成することも可能です。
おすすめはクラウド型の文字起こしサービス「SACSCRIBE(サクスクライブ)」です。AIが文字起こしをしたデータをそのままSACSCRIBE上で編集・校正できるので、簡単に文字起こしを完成させることができます。
1時間の無料体験実施中。文字起こしの練習に、効率化に、一度お試しください。