テープやレコーダーの音声データの文字起こしは、自分で行う方法とツールを使う方法が一般的です。しかし文字起こしの専門業者も国内に複数社あり、文字起こし(反訳とも呼ばれます)を依頼することで、専門業者ならではのメリットが得られます。
今回は文字起こし・反訳の専門業者には何ができるのか、メリット・デメリットについて解説していきます。
専門分野でも文字起こしできる
文字起こし・反訳の業者は音声の文字起こしを専門に行うことから、出来ることは多岐にわたります。
- 医療分野の文字起こし
- 議事録への文字起こし
- 多言語の文字起こし
- 裁判法廷用の文字起こし
- 会話分析用の文字起こし
- AI学習用の文字起こし
- 動画用の字幕作成
上記は代表的なものですが、このほかにも依頼すれば文字起こしに関して幅広く対応してくれます。
医療や法律のように専門性の高い文字起こしは、個人で行うには限界のある分野です。専門の業者が正確な文字起こしをしてくれるなら、その点でも安心して任せられるはずです。
業者によってはこれまでに10万件以上を文字起こしした実績もあることから、実績と信頼の高さがわかります。
関連記事:文字起こし会社12選!目的に合った業者の選び方も解説
文字起こし業者に依頼する4つのメリット
文字起こしを専門業者に依頼する4つのメリットを見ていきましょう。
- 機密性が高い
- 納品速度が早い
- 多言語の翻訳も可能
- 文字起こしの内容が読みやすい形になる
機密性が高い
専門業者に依頼するメリットとして大きいものが、機密性の高い情報の取り扱いです。
これは個人情報に関するもの、企業の取締役会、労使交渉など外部への流出が問題に繋がる内容を機密情報として取り扱ってくれます。
セキュリティ対策の取られていないツールの場合、ネットにデータをアップロードすることへのセキュリティ上の懸念もありますが、専門業者ならその心配はありません。
機密情報の取り扱いが多い企業や団体であれば、そうした内容の文字起こしを業者に依頼することが大きなメリットになるでしょう。
納品速度が早い
依頼したデータが早く納品されるに越したことはなく、業者に依頼するとどのくらいの時間が掛かるかも気になる点です。
納品速度は業者によっても異なりますが、60分程度の文字起こしであれば3日以内に終わることが多いようです。
業者によって日数を決めて作業をしているため、依頼する際は納期も確認してみましょう。
ツールを利用する方法に比べれば時間は掛かりますが、その分正確で見やすくまとめられる点はメリットです。
また業者によっては特急で仕上げてくれるところもあり、その分費用は割高になりますが、どうしても急ぐ場合は検討してみるとよいでしょう。
多言語の反訳も可能
文字起こし業者は反訳のプロフェッショナルですから、国をまたいだ講演会やシンポジウムの文字起こしも行います。
英語は当然として、ドイツ語・フランス語・中国語・アラビア語など多言語の文字起こしにも対応しています。
多言語の文字起こしを依頼するなら、業者に依頼すれば間違いはないでしょう。
文字起こしの内容が読みやすい形になる
文字起こしで気になるのが、完成品が読みやすい形になっているかどうかです。
この点は業者と事前に相談のうえ、オーダーした通りの形に仕上げてくれます。
ただし、仕上がった文章をまとめるためには、しっかりとした録音データも必要です。ノイズの少ないデータを渡すか、可能ならノイズをトリミングしてから依頼しましょう。
文字起こし業者に依頼する2つのデメリット
文字起こし業者に文字起こしを依頼する場合、少ないながらデメリットも存在するため確認しましょう。
- コストがかかる
- 専門性が高い内容は時間が必要
コストがかかる
デメリットの1つ目として、時間によってコストが大きくなることがあります。
業者によって料金の形態は異なるものの、1分あたり200~250円で請け負っているところが多いです。
時間が長くなるほど1分あたりの料金も高くなる傾向があり、2時間を超える場合は3万円以上のコストが掛かることもあります。
なるべく費用を抑えたい場合には不向きですから、必要なデータだけを依頼するなどコストを抑える依頼方法を検討したほうがよいでしょう。
専門性が高い内容は時間が必要
会話の内容を文字に起こすだけなら納期も短いですが、医療や裁判などの専門性の高い情報は間違いがあってはなりません。
そのことからチェックも厳しく、納品までには時間が掛かることを理解しておきましょう。
依頼する時点で納期についての説明もされますから、目安を把握したうえで依頼すべきかどうか判断してください。
コストを抑えながら文字起こしするならSACSCRIBE
専門業者に依頼せずツールを利用するなら、ブラウザ上ですぐに文字起こしができるSACSCRIBEがおすすめです。
SACSCRIBEは60分の音声ファイルをアップロードすると、15分前後で文字起こしが完了します。
ノイズが混じっていても正確に文字に起こせるので、周囲の騒音が入っていても最後まで文字起こしができます。
文字起こし後は音声を再生しながら校正も可能ですから、業者に依頼しなくても自分で作業を完結できる点も魅力です。
1時間の無料枠がついた従量課金制のベーシックプラン、月額19,800円で毎月10時間の無料枠のある定額プランの2つから選べます。
ワンクリックで文字起こしを完結させたい方は、SACSCRIBEがおすすめです。
まとめ:文字起こし業者は正確さと専門性が強み
文字起こしの専門業者に依頼するメリットとデメリットから、正確性と専門性の高さが強みであることがわかります。
長年の実績と信頼もあるため、会社の文書作成でも重要な役割を果たしてくれるでしょう。
メリットだけでなく、デメリットもあるのでどちらを取るべきか検討して選択してください。
文字起こしツールも最近のものはAIの学習機能で進化しているので、ツールに任せる方法も選択肢の一つです。
各自の使いやすい方法で文字起こしを進めてください。