仕事がはかどる文字起こしとは?文字起こしをする意味とやり方を解説

Web会議やライブ配信などで、発言が自動的に文字に変換されているのを見たことはありませんか? 声だけだと聞き取りにくいけど、文字で表示されると一目で内容が分かってとても便利です。

実は、会議の議事録作成などでもこの文字起こしを活用して仕事を効率化することができます。

文字起こしをする意味とやり方を解説します。

文字起こしとは?

文字起こしとは、音声を文字に変換することです。録音した音声データなどを聞き取り、文字で書き起こしていきます。

録音にテープレコーダーを使っていた時代の名残で、いまだにテープ起こしとも呼ばれています。

手作業で人力する方法が一般的ですが、昨今の技術の進歩によりAIを使って自動で文字起こしをすることも可能になりました。

文字起こしに加工は含まれる?

文字起こしをするときには、音声をそのまま文字にするだけでなく、読みやすくするための加工も施します。文字起こしの作業には一般的にこの加工も含まれます。

文字起こしの加工には以下の3段階があります。

  1. 素起こし:音声をそのまま文字に書き起こすこと
  2. ケバ取り:「あのー」「えー」などの間投詞、語尾の「~ね」「~よ」など、意味を持たない言葉を消すこと
  3. 整文:書き言葉として正しい表現に修正し、ですます調などに整えること

1→3に行くほど読みやすくなり、一方で話し手の口調などは消えていきます。

どの形にするかは使用用途によって違うので、その都度確認が必要です。

尚、自動文字起こしの場合は音声をそのまま文字に変換するものが中心です。そのうち機械がすべてやってくれるようになるでしょうが、整文のところはまだまだ人の手を加える必要があります。

文字起こしをする理由とは?

文字起こしをする主な例やメリットは以下の通りです。

議事録やインタビュー・対談記事の作成

文字起こしの従来からの主な用途は、議事録やインタビュー・対談記事の作成です。

準備段階で発言を文章に起こし、内容の確認や構成・引用などに使用します。

ほかに、カスタマーサービスの電話対応でサービス内容を検証する際や、授業のノートなど、話し言葉を文字化して把握したい場面で文字起こしが活用されています。

メリットは、その場でメモを取るよりも詳細で正確な内容を記録できることです。

また、会議や会話に参加しながら細かくメモを取るのは大変ですが、文字起こしをするならメモは簡単でOK。議論やインタビューに集中することができます。

動画やWEB会議

オンラインサービスで自動文字起こしを利用する例も増えてきました。

・YouTubeの動画配信ライブなどで、会話や歌詞を自動で文字にして表示する機能が使われています。音を出さなくても楽しめる、見てすぐ分かるのが魅力です。

・Web会議で発言内容を文字で記録するサービスがあります。Microsoft Teamsのほか、Zoomも2022年9月以降に日本語が利用できるようになる予定です。後から内容を確認できるほか、途中参加者が冒頭からの内容を把握するのにも役立ちます。

自分で文字起こしをする方法

自分で文字起こしをする場合、ICレコーダーで録音し、再生した音を聞いてパソコンなどに入力していくのが一般的なやり方です。

スピードによっては少しずつ再生→停止→入力を繰り返すため、非常に時間がかかるという欠点があります。

上の文字起こしの加工のところで説明したように、使用用途に合わせて適切に加工をして完成です。

議事録や記事に使う場合には、文字起こしの段階で書き言葉に修正し、それを元に議事録や記事を作成するといいでしょう。

アプリやサービスを使って文字起こしをする方法

外注やクラウドサービスなどを使って文字起こしをすることもできます。

たとえば上で例に挙げたWeb会議ではアプリ上で文字起こしが可能です。

外注する場合には、専門の会社に依頼するか、ランサーズなどのクラウドソーシングサービス経由で在宅ワークの個人に依頼することができます。

もう一つの選択肢は自動文字起こしサービスの利用です。

急ぎの場合や、機密情報などで外部の人に渡すのはためらわれるという場合にはこちらが向いています。

自動文字起こしサービスとは?

自動文字起こしサービスは、アプリやWeb上にデータをアップすると自動で文字起こしができるサービスです。

有料・無料のものがあり、利用時間の制限や精度などに差があります。

文字起こしの精度はとても重要です。精度が高いものは少し修正すれば文章になりますが、精度が低いものは大幅に修正する必要がありかえって時間がかかってしまうこともあります。いくつか比較した上で、効率と費用を勘案して検討するのがおすすめです。

仕事がはかどる文字起こしを活用

自動文字起こしは、発言を自動的に文字に変換し、内容を簡単に把握できるようにするというメリットがあります。

音声データから文字起こしができるので、会議などの会話を振り返るのに効果的です。

メモを取るのが大変な議事録作成も、自動文字起こしを使えば、正確な議事録をサクサク作成することができます。

「SACSCRIBE(サクスクライブ)」はクラウド型の自動文字起こしサービスです。AIが音声から自動で文字起こしを行います。

また、そのままSACSCRIBE上で編集・校正ができるので、議事録の作成まで一気に進められという大きなメリットがあります。業務の効率化に役立つ有料の自動文字起こしサービスですが、制限つきながら無料で利用することもできます。

この機会に一度自動文字起こしをお試しで活用してみてはいかがでしょうか。

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