インタビューや会議などの音声をiPhoneで録音するには、標準のアプリやダウンロードして使用するアプリなどを活用できます。
この記事では、どれを選んだらいいのか分からない方向けに、iPhoneで利用できる無料録音アプリ5選を紹介します。
それぞれの特徴を分かりやすくまとめていますので、録音アプリを選ぶ際の参考にしてください。
iPhoneで使える無料の録音アプリ5選
ここでは、iPhoneの標準録音アプリや無料でダウンロードできる録音アプリなどを紹介します。
ボイスメモ
ボイスメモはiPhoneに標準搭載されているアプリです。
ダウンロードする手間も無く、誰でも簡単に会議や会話などを録音できます。
録音したデータは名前の変更やトリミングも可能。さらに再生速度を調整できるので、文字起こしにも便利です。
バックグラウンド録音にも対応しているため、録音しながら他のアプリも使えます。
対応OS | iOS |
録音時間 | 制限なし |
バックグラウンド再生 | 〇 |
再生スピード調整 | 〇 |
データ共有機能 | 〇 |
簡単ボイスレコーダー
簡単ボイスレコーダーは、PCM・MP4・AMRなどの録音形式に対応しているため、高音質での録音が可能。
その名の通り簡単に録音・再生ができ、初心者の方でも扱いやすいと評判のアプリです。
文字数に制限はありますが、音声を自動で文字起こしする機能も付いています。
対応OS | iOS、Android |
録音時間 | 制限なし |
バックグラウンド再生 | 〇 |
再生スピード調整 | 〇 |
データ共有機能 | 〇 |
PCM録音
PCM録音は、10秒送りや60秒送りなど、便利な再生機能が付いた録音アプリです。
イコライザー機能もあるため、音量を音域ごとに調整可能。
iTuneと同期すればパソコンに録音ファイルを取り出せるため、スマートフォンのストレージを気にする必要はありません。
対応OS | iOS、Android |
録音時間 | 制限なし(2GBまで) |
バックグラウンド再生 | 〇 |
再生スピード調整 | 〇 |
データ共有機能 | 〇 |
ボイスレコーダー – 高音質ボイスメモ&録音
簡単な操作性ながら高音質で録音できる無料録音アプリです。
再生スピードは0.5~2.0倍まで設定可能。文字起こしのタイピングが早い方でも遅い方でも、自分の速度に合わせて再生できます。
また、ファイル共有機能も豊富で、iCloudやDropboxとの連携やメールでも送信できるので、チーム内や仲間内でデータを共有するのに便利です。
対応OS | iOS |
録音時間 | 制限なし |
バックグラウンド再生 | 〇 |
再生スピード調整 | 〇 |
データ共有機能 | 〇 |
Recoco(レココ)振返りやすいボイスメモ
Recocoは録音しながら文字起こしができる無料録音アプリです。
録音しながら文字起こししたデータにタグ付け(区分け、ToDo、お気に入り)すれば、後から聞き返す際に重要な部分をすぐに再生できます。
日本語だけでなく、英語・中国語・フランス語・ドイツ語などにも対応しているため、語学の勉強にも便利です。
対応OS | iOS |
録音時間 | 制限なし |
バックグラウンド再生 | 〇 |
再生スピード調整 | 〇 |
データ共有機能 | – |
iPhoneで無料の録音アプリを使うメリット
iPhoneで録音アプリを使用すると、さまざまなメリットがあります。ここでは、ファイル管理とアプリの機能について解説します。
ファイルの管理がiPhoneで完結する
ICレコーダーで録音する場合、データをパソコンなどに移す必要があります。しかし、iPhoneで録音すれば、そのまま本体にデータを保存したり、iCloudにアップロードしてパソコンと共有したりできます。
iPhone上で音声の編集をすれば、他の媒体にデータ移行する必要がないので、iPhoneで作業を完結可能です。
無料でも高機能のアプリが多い
一般的に録音アプリは、録音時間の制限や再生スピードの調整ができないなど、すべての機能を十分に活用できません。
しかし、iPhoneの無料録音アプリは機能が充実しているため、有料の録音アプリを購入しなくても問題なく作業できます。
iPhoneで無料の録音アプリを使うデメリット
iPhoneで録音アプリを使用するといくつかデメリットもあります。ここでは、電池の消耗とストレージについて解説します。
電池を消耗する
録音アプリを起動させている間はiPhoneも稼働しているので、通常時に比べると電池の消耗が激しくなります。
数分の録音であればそれほど気にする必要はありませんが、録音が数時間にわたる場合は電池残量に注意しましょう。
録音中に電池が切れると録音が中断されて、重要な部分が漏れてしまう可能性があります。
録音前に充電を100%にしておく、モバイルバッテリーで充電しながら録音する、などで対策しましょう。
ICレコーダーよりも音質が劣る
録音専用機であるICレコーダーと比べると、iPhoneでの録音は音質が劣ることがあります。
音質が悪くて会話を聞き取りにくい場合は、以下のことを試してください。
・iPhoneのマイクを話者に向ける
・周囲からの雑音を減らす
・外付けマイクを利用する
・録音形式をPCM(WAV)などにする
これらのコツを意識して録音すれば聞き取りやすい音声になるので、文字起こしなどの作業がスムーズに進みます。
iPhoneで録音したデータを効率的に文字起こししよう
iPhoneの無料録音アプリで録音したデータは、議事録の作成や授業のレジュメ作成など幅広い用途で使用されます。
音声を文字に起こす場合は、再生しながらタイピングするのではなく、文字起こしアプリを使うと効率的です。
クラウド型文字起こしアプリの「SACSCRIBE(サクスクライブ)」は、iPhoneで録音したデータをクラウド上にアップロードするだけで、自動で文字起こしできます。
文字起こしした文章はiPhoneで編集したり、パソコンで編集したりと自由自在。
初回は1時間分の音声を無料で文字起こしできるので、ぜひお気軽にご利用ください。