ボイスレコーダーをインタビューで使うコツは?状況別の録音精度検証も

インタビュー記事の作成や、卒論のためなどに行うインタビュー。きちんと記録を残すためには、ボイスレコーダーが不可欠になります。

今回はインタビューに絞って、ボイスレコーダーの選び方や場所選び、場所に応じた精度検証まで、美しい録音のためのコツを紹介します。

インタビュー用のボイスレコーダーの選び方は?

インタビューできれいな音声を録るコツは、まずボイスレコーダー選びにあるといっていいでしょう。価格が高い=良い音声が録れるというわけでなく、状況に応じた使い分けが必要です。複数台持っておき、状況に応じて使い分けるのがコツです。

インタビューの人数で使い分ける

まずチェックしたいのが、音の指向性です。ボイスレコーダーにはカラオケに使うマイクのように一方向からの音を集中的に録る指向性タイプと、全体の音をまんべんなく録る無指向性があります。指向性は雑音が入りにくくクリアな音質で録音でき、無指向性は雑音が入りやすいものの、場の雰囲気まで含めて録音できる特徴があります。

1対1の対談形式のインタビューでは指向性のタイプ、1対複数の場合は無指向性のタイプがおすすめです。

メイン機とサブ機を使い分ける

突然のバッテリー切れや容量オーバーで止まってしまう事態に備え、ボイスレコーダーは2個持ちがおすすめです。充電形式と保存形式の異なるタイプを持っておくのがコツです。

出先で使うことが多いなら、何度も使えて経済的な内蔵バッテリータイプと、突然の充電切れにも対応しやすい電池タイプをそれぞれ1つずつ持っていると安全です。

容量は大きければ大きいほど良いというものでもなく、保存形式も大事です。.wavなどの非圧縮形式なら音質はいいものの容量を食い、.mp3などの圧縮形式なら音質はいまいちですが低容量で、本体もコンパクトなことが多いです。非圧縮形式をメイン機に、圧縮形式をサブ機で持っていると、万一容量オーバーで片方が止まってしまっても対応できます。

状況によってはマイクを接続して使う

屋外など雑音が入りやすい環境では、ボイスレコーダー内蔵マイクだけではきれいな録音が難しい場合があります。マイクを接続できるかも確認しておきましょう。

マイクはイヤホンジャックに有線でつなぐものや、ワイヤレスのものもあります。使いたいマイクに応じて対応機種を探してみてください。

録音精度を上げるインタビューの場所選びと録音のコツ

ボイスレコーダーでインタビューをきれいに録音するなら、静かな場所を選ぶのが原則です。ですが難しい場合はマイクを使うなど、道具を上手に使うのがきれいな音声を録るコツになります。

事前にテストをする

状況にかかわらず、インタビュー前に一度その状況でテスト録音をしてみるといいでしょう。早めに着いてインタビューの相手が座る位置に座り、一度録音してみると失敗リスクを少し減らせます。

できるだけ静かな場所を選ぶ

インタビューにはなるべく屋内の静かな場所、会議室などを選ぶといいでしょう。窓やドアを閉め、BGMをOFFにし、空調やパソコンのファンから離れた場所にボイスレコーダーを置いて収録できるとベストです。

ボイスレコーダーは机に直接置くのではなく、布やノートを敷いた上に置くのがコツです。机に物を置いたときの音や振動をやわらげてくれます。

騒がしい場所ではマイクに工夫

不特定多数の人が行き交う場所、BGMが流れているなど雑音がある場所では、ボイスレコーダーの精度はどうしても落ちてしまいがちです。録音する場所としては、できるだけ避けた方がいいでしょう。

ですが、どうしてもカフェなどでインタビューをしなくてはならない場合は、ボイスレコーダーにマイクを接続して使ってみてください。ピンマイクがおすすめですが、イヤホンについているマイクのような簡単なものでも精度が多少良くなります。

屋外でインタビューするとき

風の音などがノイズになりやすい屋外での録音。避けられるなら避けたいシーンではありますが、街頭インタビューや、屋外を案内してもらいながらインタビューを行うシーンもあるでしょう。屋外でインタビューを行う場合は、マイクに工夫が必要です。

インタビュー用の手持ちマイクを使うのももちろんいいですが、TV番組の屋外ロケでは多くの場合、キャスターや芸人はフワフワしたもので覆われたピンマイクを胸元につけています。あれと同じもの、ウインドマフ(風防)つきのピンマイクをインタビュー相手につけてもらうと、きれいに録音しやすくなります。

公園のベンチでインタビューをするときなど、屋外でボイスレコーダーを使う場合は、ボイスレコーダーにかぶせて使うウインドジャマー(風防)も市販されています。

特別な機器がなくても録音しやすいオンラインインタビュー

ZOOMなどを使ったオンラインインタビューでは、レコーディング機能を使って収録できます。

オンラインインタビューでは、機器トラブルなどで相手の声が聞こえにくい場合、即インタビューに差し支えます。その場での対応が必須になるため、「インタビュー自体はうまくいったが、音声が録れていなかった」「後から聞き返してみたら、ノイズが多くて聞こえない」というトラブルが起こりにくいです。

「そもそも撮るのを忘れていた」というミスさえ防げば、ボイスレコーダーやマイクを持っていなくても高精度で録音でき、おすすめです。

状況別で録音精度を検証

次は録音状況を変えて自動文字起こしサービスを行い、どれくらい文字起こしの精度が変わるか検証してみたいと思います。

文字起こしには自動文字起こしプラットフォームサービス「SACSCRIBE」を使いました。録音環境は以下のものです。

  • 静かな環境で読み上げたもの(会議室などを想定)
  • ラジオをかけながら読み上げたもの(カフェなどザワザワした環境を想定)
  • ラジオをかけながら、マイクを使って読み上げたもの(カフェなどザワザワした環境で、マイクを使用した環境を想定)

読み上げ原稿には以下の「6月25日の天気予報」を用いました。

25日金曜日は全国的に大気の状態が不安定となり、広い範囲で局地的な雷雨に注意が必要です。日差しの届く地域でも天気の急変があるため、お出かけの際は折り畳み傘があると良さそうです。

日中は全国的に雲が多く、西・東日本の一部の地域で朝からにわか雨があるでしょう。

北日本など所々で日差しも届きますが、変わりやすい天気となるため、洗濯物は部屋干しが良さそうです。

午後は全国あちらこちらで雨雲が湧きやすく、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。

こちらの文章をできるだけハキハキと、40秒程度で読み上げた文章を検証に用いました。

静かな環境でそのまま読み上げたもの

二十五日金曜日は全国的に大気の状態が不安定となり広い範囲で局地的な合図に注意が必要です東の届く地域でも天気の急変があるためお出かけの際は折りたたみ傘があるとよさそうです市は全国的に雲が多く、西東日本の一部の地域で朝からにわか雨があるでしょ北、日本など所々でひざ下届きますが変わりやすい天気となるため洗濯物は部屋が違いさそうです午後は全国あちらこちらで雨雲が湧きやすく局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょ

まずは雑音のない静かな環境で、指向性のボイスレコーダーを自分に向けて録音しました。

100%ではありませんが、じゅうぶん使える精度で文字起こしができています。句読点を補い、少し手直しすれば原稿として使えます。

ラジオがかかっている環境で読み上げたもの

そういえばおいしい西金曜日は全国的に大気の状態が不安定とマイル広い範囲で局地的なライブに注意が必要です日差しの例えば地域でもテレビの商品があるためお出かけの際はオイル神田さんがあるというそそうです日は全国的に車を西東日本の一部の地域では魚には深海があるでしょう北日本など説こ向こうで日差し戻しますが、本番は人推定みたいになるため洗濯物を部屋柱そうで最後母語は全国あちらこちらで雨雲が気安く廃物的に雷を伴った激しい雨が降るでしょ

次はラジオがかかっている環境で指向性のボイスレコーダーをラジオに向け、同じように原稿を読み上げました。

今回使った音源は、耳で聴きながら文字起こしをする分には支障ない程度の録音状況でしたが、自動文字起こしをすると精度が著しく落ちてしまいました。最初の「そういえば」などはラジオの音声を拾っていますし、その他の文章も全体的に変換がおかしくなっています。

ラジオがかかっている環境で、マイクをつけて読み上げたもの

これは二十五日金曜日は全国的に大気の状態が不安定となり広い範囲で局地的なライブに注意が必要です私の東北地域でも天気の急変があるためお出かけの際は折りたたみ傘があるとよさそうです道は全国的に雲が多く日東日本の一部の地域で朝からにわか雨があるでしょ日本など所々で足元が起きますが変わりやすい天気となるため洗濯物は葉山幸せそうですここは全国あちらこちらで雨雲が湧きやすく局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょいやこれしかない

最後はラジオをかけながら、ボイスレコーダーにマイクをつけて録音しました。最初と最後でラジオの音をひろっていますが、おおむねきれいに文字起こしできています。

静かな環境で収録できるのが一番ですが、難しい場合はマイクやウインドマフなど道具を使うと、録音精度を多少上げられます。

ボイスレコーダーを使いこなして、インタビューを扱いやすく録音する

耳で聴きながら文字起こしする分にはあまり問題なくても、自動文字起こしなどの機能を使う場合は、録音精度のわずかな違いがもろに文字起こしの精度にあらわれてしまいます。

自動文字起こしをインタビューに活用する場合はぜひ、ボイスレコーダーや録音方法にもこだわってみてください。

自動文字起こしプラットフォームサービス「SACSCRIBE」