インタビューの内容は、事前の準備でほとんどが決まります。
特に下調べの段階で考える質問がインタビューの方向性を決めるので、入念な準備が必要です。
そこで今回は、インタビュー内容の決め方や、実際のインタビューの流れについて解説します。
インタビューの企画内容はどのように決める？
初めてインタビューをする場合、何から決めていけばいいのか分からなくなります。ここでは、インタビュー企画段階の内容の決め方を解説します。
企画書を作成する
企画書は、取材対象者にとってインタビューを受けるかの大きな判断要素になります。
インタビューを受けてもらえないと、せっかく考えた企画がボツになってしまうので、内容が伝わるように丁寧に作成しましょう。
企画書に記載する主な内容は以下の通りです。
・掲載メディアの概要
・企画内容
・主な質問
・インタビュー日時や場所
・報酬（発生する場合）
・連絡先（電話番号やメールアドレスなど）
企画書はメールの本文に記載しても問題ありませんが、PDFなどで送付するとより丁寧です。
下調べ＆質問作成
インタビューの内容が濃いものになるかは、下調べにかかっていると言っても過言ではありません。
相手の分野について何も知らない状態では、深い質問はできません。相手にも「この人は何も勉強してきていないな。」と感じさせてしまうでしょう。
最低限、インターネット上の情報には目を通して、できれば図書館などで、関連する新聞記事や書籍を読んでおくことがおすすめです。
下調べをしたら新たに質問をいくつか思いつくはずです。企画書に記載した質問以外にも複数準備してインタビューに臨みましょう。
録音機材を準備する
インタビューは長くなることもあるので、内容をすべてメモしたり覚えたりするのは難しいです。
スマートフォンの録音機能やICレコーダーを使って、録音をしましょう。
録音をすれば後から確認できるので、重要な部分を聞き漏らさずに記事にできます。
当日のインタビュー内容や進め方
インタビュー当日になったらどのような内容の話をするのか、話の進め方などについて解説します。
5分前には現場に到着する
インタビューはこちらからお願いして、わざわざ時間をとってもらうので、絶対に遅刻をしてはいけません。
5分前までに現場近くに到着して、待機しているのがベストです。
早く到着したらインタビューの質問や流れを確認して、落ち着いた状態で訪問するようにしましょう。
軽い雑談でアイスブレイク
挨拶が終わりすぐに本題に入ってしまうと、相手は心の準備ができていないため落ち着いて回答できません。
まずは、緊張をほぐすための会話（アイスブレイク）をして、場の雰囲気を和ませましょう。
アイスブレイクには、次のような方法があります。
・業界のニュースなど身近な話題
・相手の趣味や出身地などについて
・相手の服装やオフィス、対応などを褒める
アイスブレイクはインタビューだけでなく、商談でも活用できます。普段から初対面の方と会うときは、意識的に緊張を解きほぐす練習をしてみましょう。
代表的な質問内容
その場の雰囲気が和んだら、いよいよインタビューに入ります。
何を質問するのかは、相手の業界や役職・インタビューの目的により異なります。以下は代表的な質問内容なので、インタビュー相手に合わせてアレンジして使ってください。
・これまでに一番成功した仕事内容を教えてください
・一日の仕事内容の流れはどうなっていますか
・プライベートは何をして過ごしていますか
・この仕事をしようと思ったきっかけは何ですか
先ほどもお伝えしましたが、質問内容は相手により変わってきます。上記の質問はあくまで参考にして、興味深い質問を引き出せるオリジナルな質問を考えてください。
今後のスケジュールを伝える
インタビューが終了したら今後のスケジュールを伝えておきます。
例えば、
「記事を作成するのに〇日かかるので、その後に確認をお願いするメールを送ります。問題が無ければ最終チェックを行い、〇日頃に掲載予定です。」
という形です。
インタビューが終わっても関係は続くため、スムーズに確認などを行ってもらうためにも、その後の予定を必ず伝えておきましょう。
インタビューから帰宅後はすぐに記事内容を考える
インタビュー記事は、ニュース記事と同じように鮮度が大切です。
記事の作成に時間がかかると、時事ネタなど旬な話の鮮度が落ちてしまうので、記事の面白みが減少します。
インタビュー記事を速やかに作成するには、音声データを文字起こしアプリでテキスト化することが大切です。
クラウド型文字起こしアプリの「SACSCRIBE（サクスクライブ）」は、AIが自動で内容を理解してテキスト化します。
インタビュー後の移動中にクラウド上にアップロードしておけば、帰宅後には文字起こしが完了しています。
現場の雰囲気を覚えているうちに記事を作成すれば臨場感たっぷりの文章が書けるので、読者数が増えて評価も上がるでしょう。
SACSCRIBEは初回の1時間は無料で使用できるので、お気軽に試してみてください。
まとめ
インタビューの内容を決めるには、企画書の作成から始まります。
対象者からインタビューの了解をもらったら、下調べをして質問を考えます。インタビューの内容は企画書と下調べの段階で、ほとんど決定すると言えるでしょう。
インタビューが始まったら相手の緊張を解きほぐす会話をして、インタビューが終了したら今後のスケジュールを伝えます。
インタビュー記事は鮮度が大切なので、文字起こしアプリを利用して素早く作成することが大切です。
今回の記事を参考にインタビューの内容を考えれば、きっとスムーズに話を聞けるでしょう。