Google Meetを利用してオンライン会議を行う際に、自動文字起こし機能を利用すれば議事録作成の手間を削減できます。
しかし、Google Meetは標準では日本語の文字起こしに対応していないため、無料の拡張機能をインストールする必要があります。
この記事では、Google Meetを利用して日本語で文字起こしをする方法や、Google Meetの豊富な機能を紹介します。
Google Meetとは
Google Meetは、Googleアカウントを持っているだけで簡単に高品質なオンライン会議を行えるサービスです。数多くあるオンライン会議サービスの中で、Google Meetを利用するメリットには以下のようなものがあります。
・最大500人までの大規模な会議を主催できる
・会議の予定をGoogleカレンダーに自動登録できる
・携帯電話の音声通話でも参加可能
・会議をライブ配信することもできる
このようにGoogle Meetは、その他のGoogleのサービスなどと連携も可能で、便利に手軽に利用できるオンライン会議サービスです。
Google Meetで議事録などの文字起こしをするには
ここではGoogle Meetで自動文字起こしをする方法について解説します。
字幕をオンにする
まずは、会議画面に入室して下部の設定ボタン「…」から、「字幕をオンにする」をクリックします。
これで、発言内容が自動的に文字起こしされますが、2022年8月時点では日本語には対応していません。
Chromeの拡張機能をインストールする
Google Meetは日本語に対応していませんが、GoogleのWebブラウザ「Chrome」の拡張機能を使えば無料で日本語に対応できます。
ただし、Windowsの「EDGE」など、Chrome以外のブラウザでは拡張機能を使えないので注意が必要です。
Chromeの拡張機能は、株式会社電算システムが公開している「こえもじ」を使用します。こえもじは、Chromeウェブストアでダウンロードが可能です。
こえもじを設定する
こえもじのインストールが完了したら、Google Meetの会議画面に戻ります。
Chromeの右上の「拡張機能」から、こえもじを選択すると設定画面が表示されます。「字幕送信」にチェックを入れると、日本語で字幕が表示されます。
会議が終了したら、先ほどの設定画面から「チャット履歴をダウンロード」できます。議事録として配布する場合は、誤字脱字の修正などを行うだけで作成完了です。
Google Meetの文字起こし以外の便利な機能
ここでは、Google Meetに付いている便利な機能について解説します。
チャットでも会議に参加できる
Google Meetは、音声だけでなくチャットでも会議に参加できます。
テレワークでカメラやマイクなどの機材が揃っていない、出張中でカフェなどしか場所がない、などの場合でもチャットであれば参加が可能です。
画面を共有する
オンライン会議中に追加の資料を提示したい場合は、簡単に自分の画面を表示できます。
この機能を使えば、ワードやスプレッドシートなどで作成した資料を、マウスのカーソルで指し示しながら分かりやすく説明を加えることが可能になります。
ホワイトボード機能
Google Meetには、手書きや入力した文字を全員で共有できるホワイトボード機能が付いています。
会議では、話を聞いているだけでは内容や流れを理解しにくいため、参加者の意識を統一できないことがあります。
ホワイトボードに会議の内容の大筋を記載することにより、議論がどのような流れになっているのかを視覚的に示すことができます。
会議の生産性が上がり、発言しやすい環境が整います。
議事録の作成には自動文字起こしサービスがおすすめ
会議の音声などをAIが認識して、自動で文字起こしをしてくれるサービスがあります。
議事録は会議で話した内容が記憶に残っているうちに、スピード感をもって配布することが大切です。
そのため、自動文字起こしサービスを利用して、手間をかけずに作成しましょう。
クラウド文字起こしプラットフォームの「SACSCRIBE(サクスクライブ)」であれば、クラウド上で文字起こし・編集・校正・データ管理まで、議事録の作成に必要なすべての作業を完結できます。
SACSCRIBEは、初回のみ1時間分の文字起こしが無料で利用できます。また、5時間までの文字起こしができる税込み3,300円のライトプランや、60時間までの文字起こしができる税込み19,800円のプレミアムプランなど、利用時間に応じて料金プランを選べます。
まずは、初回の1時間無料プランで精度や使いやすさなどを、気軽にお試しください。
まとめ
Google Meetは文字起こしや画面共有機能など、豊富な機能があるオンライン会議サービスです。
ただし、文字起こし機能は日本語に対応していないため、Chromeの拡張機能である「こえもじ」をインストールしなくてはいけません。
議事録の作成はスピード感が大切なので、精度が高い自動文字起こしサービスを利用してデータの管理や編集・校正など一括して行えるようにしましょう。